人事・労務の玉手箱掲載原稿 2013年度掲載

販促手法に煮詰まったときに考えるべきこと。

投稿日:2013年10月30日 更新日:


つい先日、デイサービス業のクライアントで“健康相談フェア”なるものを開催しました。今日はそのびっくり事例のお話です。「デイサービスなら、ウチの商売には関係ない」と思わず、ちょっとばかりお付き合いくださいね。

さて、この健康相談フェアですが、地元のショッピングセンター(SC)で開催しました。看護師のアドバイスを含めた血管年齢測定があるなど、文字通り、健康のあれこれを相談出来るイベントです。
朝10時〜14時の計4時間開催したのですが、びっくりしたのは健康相談の来場数。たった4時間で、なんと107名もの方が来場されたのです。当たりました。

実はこのイベントの目的は、デイサービスの見込のお客様を集めること。健康相談のついでにデイサービスの提供するサービスを体感したり、ご案内やアンケートを記入いただけたりしたお客様が、全107名の来場者中、80名以上にものぼったのです。この後、お客様になっていただけるかどうかはこれからです。ですが、お分かりのように、これは効果効率がすこぶるいいやり方なのです。

販促手法やツールは、手を替え品を変え、次から次へと新しいものが出てきます。PPC広告が流行ればPPC広告に、Facebookが流行ればFacebookに。新しいものが出てくるとそこに目がうつります。流行のものは、確かに目新しく、効果はあるかもしれません。しかし、販促をする側も増えるわけです。そうなるとメリットがどんどん薄くなります。

そんな時こそ、フラットにものごとを考えてみませんか?

フラットに考えるとは、例えば、

・そもそも、ウチのお客さんが“よく見るもの”は何なのか?
・そもそも、ウチのお客さんが“よく訪れる場所”はどこなのか?
・そこでウチのことを知ってもらって、かつ、お客さんに喜んでもらえることは何か?
・見てもらった、来てもらったお客様と関係性を構築するには何をすればいいか?
・そのお客様に対し、次はどんなステップを用意すればもっと喜んでもらえるか?

などです。

「どの販促手法が効果的だから」とか、もっとひどいと「何だか流行っているらしいからウチも」なんて理由で販促手法を選択すると、結構な確率で痛い目に会います。

冒頭のようなイベントでお客様が集まったのは、“集まるところには人は集まる”ということを意味しています。“喜んでもらえること”も、まだまだ知恵が出るはずです。
ですから、販促手法に煮詰まったら一旦フラットに考えてみる。先ほどのような質問を自分に投げかけ、知恵を絞ってみる。それが、商売の楽しいところ、ではないでしょうか。


-人事・労務の玉手箱掲載原稿, 2013年度掲載

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