人事・労務の玉手箱掲載原稿 2014年度掲載

バスカーのようにスキルを組み合わせよう。

投稿日:2014年2月28日 更新日:


バスカーという職業をご存知ですか?

バスカーとは、大道芸人の意味です。

オーストラリアのメルボルンでは、世界の中でも大道芸人の職業としての地位が確立している地域だといえます。なぜなら、大道芸人であるバスカーは、メルボルン市のオーディションを受けて合格しないと路上パフォーマンスが出来ないからです。それだけ、職業として文化として、市を上げて保護しようという動きがあります。

さて、そのバスカーですが、メルボルン市に登録しているバスカーはおよそ300人ほど。とても多く感じます。当然ですが、全員バスカーとしてのオーディションに合格しているわけですから、そのスキルはみんなレベルが高い。

そんな中、ある日本人のバスカーが活躍されています。

彼は、1人でギター、ドラム、ハーモニカを演奏しながら歌います。1人3役、4役をこなしています。しかもすべてうまいんです。そんな彼の存在はバスカーの中でもオンリーワンな存在。故に、No.1バスカーの称号である「バスキング」も過去に受賞されているんですよね。

1つ1つをとってみると1流のアーティストと差はあるかもしれません。ですが、“1.5流”を組み合わせることで、オンリーワンの土俵をつくり出しているということです。

この例、個人で活躍されている方の例を用いていますが、実は企業でも全く同じことがいえます。


集客に苦戦している会社は多いと思います。ですが、一方でものすごくお客さんを集めている会社もある。後者はやはり、「他にはないことをやる」から集まっていることが多いわけです。
でも、他にはないことをやっているだけではよくない。他にはない存在になるために、「何を組み合わせているか」が大事。そして、組み合わせているものは、それぞれが1.5流になっているかということです。そう、バスカーのように。

これから「中途半端なもの」には、より、人が集まらなくなっていきます。どんな商品を扱っていても、それは同じ。ですから、今年1年、1年じっくりかけて、あなたの会社でオンリーワンの土俵をつくりあげていきませんか?

オンリーワンのフィールドを創ることは簡単ではありません。
ですが、今なら遅すぎることもないのです。

-人事・労務の玉手箱掲載原稿, 2014年度掲載

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