おはようございます。
「今年こそ花粉症なおったんちゃう?」
そんな淡い期待が毎年裏切られる唐木です。
さて、今さらですが「あいてぃー革命」という、
もはや古代の遺物のような単語を引っ張りだして
来ましたが、
これってざっくり言うと
「情報そのものの価値が目減りしていく」
という風に解釈しています。
でも、情報といってもいろいろあるわけです。
そりゃ価値のある情報しか残らないのは当たり前だし、
価値のある情報を提供する人しか残らないのも当たり前。
なので、「Google先生に聞けばすぐわかる情報」なんて、
一生懸命コレクトしていても意味がないわけです。
そこでしか聞けない情報や、
その人からしか聞けない情報。
そういったものに価値があるわけで、
そういった情報を扱う人の価値が高まるわけです。
たとえばこんな実話があります。
ある若い日本人男性がいます。
料理人志望の彼は、イタリアンレストランに就職しました。
でも、わずか数ヶ月で辞めてしまいました。
体育会系の体質がどうしても馴染めなかった。
その後、彼はパリの洋菓子店で働き始めます。
そこで1年間働いた後、旅に出ます。
「世界のお菓子を調査する旅」です。
その移動手段、なんと、自転車。
(自転車で国境またげるんですね……)
自転車で各国をまわりながら、
その土地の郷土菓子を取材、記録していく旅です。
で、最終的には日本に戻り、旅で出会った郷土菓子を
もとに菓子店をオープンさせたいそう。
この辺のマネタイズの仕方については
僕はちょっと違うかなーと思いますが、
問題はそこではない。
大事なのは、この人が集めている「情報」です。
取材しているお菓子は、お菓子といっても、
日本に入って来ているような
「もうすでに有名で誰でも知っているお菓子」
ではなく、
「地元の商店に出入りし、取材しなければ、
日本で日の目を見ることのないようなお菓子」
なわけです。
要は、「日本人でこの人しか知らないようなこと」
なのです。
今の仕事に直接関係なくてもいいから、
こういう情報の身につけ方をしておくこと。
ま、これ、ほとんど自分に言っています。
どうしようかな…。
ちなみに、日本で1店だけ、日本で1人だけという、
その存在だけでも十分、レジェンドなんでっせ。