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タブーが答えのこともある。

投稿日:2014年4月22日 更新日:


こんにちは。唐木です。

松坂大輔が、いい。
いい、とは、ちゃんと結果が出ている。
そういうことです。

今月16日、メジャー昇格を果たし、
19、20日の2試合連続のリリーフ起用、
見事、2試合とも無失点で応えました。

以前、記事でこんなことを書きました。

松坂投手によると、
今のピッチャーの常識は、全部捨てた。
とにかく今の自分がどういうふうに
体を使えば腕が振れるのか、
そこだけを気にしている
とのことです。

常識ではなく、自分の感覚に従った、
ということです。

この仮説がどうなるのか?
常識はひっくり返るのか?
私はそこに興味があります。

で、まだ2試合ですが、
結果が出ている。
それはうれしいわけです。

天才が苦しんだ末に1つの仮説を立て、
それに選手生命をかけて検証していく。
その姿、そのプロセス。
松坂だからこそ見てみたいのです。

ホント、
常識なんて時と場合によって違うし、
人によっても違うわけです。
前提が変われば常識も変わる。
常識とはあくまで正解らしきものであり、
決して正解とは限らないわけです。


そこで紹介したいのがこの映画。
マネーボールです。

MoneyballPoster


ブラッドピット演じる、
アスレチックスのGM、ビリー・ビーン。
彼も、これまで常識を真っ向から否定し、
その仮説を検証していく。 そんな実話です。

これは、
それまでの野球の常識を根底から覆した
といってもいい取組みです。

それまでのチームづくりは一言でいうと、
ものすごく大雑把。
雑、なのです。

選手のスカウティングひとつとっても、

「この選手はなんか雰囲気がある!
この道40年の俺が言ってんだ!
ちげぇねぇ!」

などなど、いわゆる
経験と勘の世界でした。

その経験と勘の世界に
本格的に「データ」を
持ち込んだ
のがこの映画、マネーボールです。

ビリー・ビーンがGMを務める
アスレチックスは、
主力選手が次々流出していく。
カネはない。
故に目立った補強は出来ない。
結果、チーム力は落ちたまま。
一見八方ふさがりです。
打つ手がないように思われます。

それでもあきらめない。

勝てるチームのビジョンを明確にし、
それに本当に必要な選手を集めてくる。

本当に必要な選手だから、
スター選手である必要ではない。

本当に必要なのは、
オール5の選手ではなく、
1つだけ5の選手であり、
かつ、
チームに必要な5を
持っている選手 が、
本当に必要な選手です。

その結果、どうなったか?
面白いので是非、映画か本を観て下さい。

1つだけ言えるのは、
今やアメリカでも日本でも、
データを重視し、
様々な指標で分析するやり方は、
野球のスタンダードになっている
ということ。

松坂投手のやり方も、
これまでの野球の常識と照らし合わせると
スタンダードではないかもしれない。
むしろ、タブーなのかもしれない。

だから、
タブーに挑戦し、
タブーを打ち破り、
自ら新しいスタンダードに
進化するその瞬間を見てみたい。

タブーに挑戦することばかりが大事じゃ
ないですが、進化するには必要なこと。
「今日はタブーに挑戦しているか?」
という質問は、
いつも自分に投げかけたいものです。


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