組織論・チーム論的なもの コミュニケーションのヒント

他人が理解出来ない人のための「少しでも他人を理解するヒント」。

投稿日:2014年6月17日 更新日:


こんにちは。唐木です。

たぶん、他のコンサルに比べて結構重んじていることの1つに、「個別の理解」があります。これは会社そのものの理解でもありますし、そこで働く人1人1人をなるべく理解するということでもあります。それを大事にしているということです。

もちろん、これは、トップダウンで押し付けて無理やり人を動かすよりも、1人1人が自主的に同じ方向に全力疾走する方が効果効率がよいからです。そのためにヒアリングをやりますし、ヒアリングに関しては割と自画自賛なのです。

ですが、私、元々困ったことがありまして、それは、

相手の言っていることが理解出来ない

というものです。これはコンサルとしては致命的。だって、相手のことが理解出来ないと、コンサルとクライアントの間は断絶され、こちらはただのノウハウ提供、情報ブローカーになってしまいますからうまくいくはずがない。うまくいっても一時的なもの。ましてや、長期的な信頼関係なんて築けるはずがありません。


そのままではマズイので、相手を理解出来るようになりたい。そのためにまず、「相手が理解出来ない」というのは、一体「何が理解出来ないのか?」を考えてみました。

これは私なりに思うところが2つありまして、1つは「共通言語、業界用語の理解不足」であり、もう1つは「言葉の裏の言葉の理解不足」です。

前者はただの知識不足、勉強不足。経営における共通言語や、業界用語の穴を1つ1つ埋めて行く。そうすることで、会話の中で抜け落ちる「穴」が次第にふさがり、会話が「開通する」というわけなので、勉強量と時間をかけましたから、さほど問題はありませんでした。

問題は後者、「言葉の裏の言葉の理解不足」です。
「本音と建前」という言葉がありますが、言葉を額面通りにしか受け取れなかったのです。その裏に込められた意味や背景を理解出来なかった。おかげで相手、特に経営者を怒らせてしまうことが多く、クレームも盛りだくさんに。正直なところ、「ストレートに話し合ったらそれで終わりやん。面倒やなぁ」というのが本音でした。

そこで何をしたかというと、当時お世話になった先輩に一緒にスタッフヒアリングをしてもらったのです。「言葉の裏の言葉」を、どこを見てどう判断しているのか。それを直接教えてもらいました。これが大きな転機。これがなければ、未だに相手との間に橋を架けることは出来なかったでしょう。


1つ例をあげますと、相手が私服の場合、服装を見たりすることがあります。
女性であれば、コンサバってジャンルの服装がありますが、これ、「conservative=保守」の略です。つまり、それを好むっていうことは、変化や革新を嫌いやすい人であるという傾向が考えられます。そういう仮説をベースに、質問をくり返して行き、その人の特性をみていくわけです。それが結構当たるものなのです。こういうの、プロファイリングっていうんでしょうかね? で、これをかなりくり返しました。自分のクライアントでも、先輩のクライアントでも、積極的に自分からヒアリングを買って出ました。そのおかげでおぼろげながらパターンの輪郭も見えて来たわけです。このように、「自分なりの相手を見る目や流動性のあるルール」をつくっていくことが、ひとつ、相手の理解につながると思います。

もちろん、あら探しではなく、相手を信じるためにやるんですけどね。


手がかりは見えるところにある

-組織論・チーム論的なもの, コミュニケーションのヒント

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