組織論・チーム論的なもの チームづくりのヒント

2:6:2の法則のウソ①

投稿日:2014年6月18日 更新日:


こんにちは。唐木です。

昨日は個人的に評価制度やら2:6:2の法則やら、人事関連のお話が集中したので、その辺についてまとめておきたいと思います。


この本、すごーく面白くて一気に読んじゃいましたが、

「日本一労働時間が短い“超ホワイト企業”は利益率業界一!」 山田昭男のリーダー学 (人間性経営学シリーズ)

有給以外の年間休日数日本一、労働時間の短さ日本一、残業禁止、育児休暇は3年間、定年70歳、年功序列、成果主義禁止、ノルマ禁止などなど…でも、利益率は岐阜県および業界でトップという、有名な未来工業さん。その創業者で相談役の山田昭男さんも、この本で「2:6:2の法則っていう論理は間違っていると思っています」と仰っています。

ちなみに、2:6:2の法則ってご存知です?コンサルタントが好んで使う(とされているしそう思っている)法則らしきもので、私の解釈だとこんな意味です。 どんな組織でも、優秀な上位20%、上にも下にも振れる平均的な中間層が60%、ダメな下位が20%に分かれるというもの。で、下の20%を取り除いても、雨後のたけのこのようにまたダメなのが出てくる、というものです。 もう何年前か忘れましたが、この法則らしきものを当時の上司に教えていただいて、私も活用していました。しかし、今では間違いだと思っています。


2:6:2の法則、「こりゃどうもおかしいぞ」と思うポイントが2つありまして、1つ目は「何をもって2:6:2なのか?」というものです。優秀、普通、ダメを分ける基準が何かということです。

これ、大半が売上、粗利、生産性といったものでしょう。よく売れるやつはいい、そうじゃないやつはダメ。その基準でしかないというわけです。 しかしですよ、人によって得意な分野って違うでしょう?仮に同じ組織を、「けん玉の上手さ」で区切ったら、全く違う2:6:2の構成になるはずです。切り口は様々というか無限なので、どうせ切るなら誰もが上位20%に入るよう、様々な切り口で見ておいた方がいいと思うのです。そこから仕事を考えればいいわけです。


もう1つの「おかしい」と思うポイントは、「下の20%が抜けると、新しい下の20%が出てくる」というところす。

これは「そのように見えるだけ」だと思います。 1つ目のポイントと同じように、売上、粗利、生産性といった指標で2:6:2を区切っている限り、下位20%を切った場合、新たなランク付けを元に新たな下位20%は自動的に発生します。新たに下位20%に組み込まれた人たちは、本人自体は別に昨日と何も変わっていないのに、勝手に「ダメ」のレッテルを貼られているわけです。

それに、中には意地悪な管理職もいます。下位20%の中から、もしくは好き嫌いの判断で常にスケープゴート役を設定し、残りのメンバーをアジテートするやり方を採用する人もいます。偏見ではなく、往々にして現実的な話です。 そうなると、下位20%は残りの80%のために自動的につくられるということになります。


じゃあどうするのかって、やはりこれは意識1つ、特に管理職の意識1つがカギなんじゃないかと思うわけです。そもそも2:6:2なんかにわけず、10でみる。ないし、1人ずつ見る。わけるなら、様々な切り口で2:6:2にわけて、誰もが上位20%に入るような視点でみる。 つまり、2:6:2の法則って、見る側の主観的なバイアスが極めて強く、それをもとに形成されていることが多いと思います。 だったら、わけなきゃ問題なんて起こらないし、それが一番シンプルだと思うのです。



続きのエントリー:2:6:2の法則のウソ②

2:6:2のウソ

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  1. アメ☆ より:

    組織について調べていると唐木さんのブログに!笑。なるほどって思いました。結婚式お願いします!

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