こんにちは。唐木です。
1日1人に嫌われろ。
むかーし、アメリカの有名なマーケッターらしいダン・ケネディが言った言葉のようで、結構この言葉って覚えているんですよね。ただ、言葉の定義ってすべての人でその内容が違うように、この言葉のハードルの高さもまた、人によって全く違うと思います。
この言葉、個人的な解釈をしますと、別に自分からわざわざ必要もないのに嫌われにいく必要もないし、敵をつくりにいく必要もない。単に、すべての人に好かれる必要はないというだけだし、そんなことは到底無理。
だから、自分らしさや自分のよさが最大限に発揮されるよう、コンセプトやメッセージ、自分を含めた商品そのものが伝わるようにすればいい。それらが鋭く強いものになればなるほど、共感する人も増えれば、その逆も増える。光を強くすれば、その分影も濃くなる。そんな感じのことだと思います。
ただ、「そうはいっても、やっぱ嫌われるのってヤだよな〜」というのが人間だと思います。そういう人もきっと多いはず。なかなか1つの極に振り切れる人って少ないものです。私もそうです。どこかに「やっぱり嫌われたくない〜」という気持ちがありますから。
ですが、「あ、やっぱ万人に好かれる必要ってないんやな〜」ということが実感出来る、こんな話を聞きました。
▼
毎年、AKB総選挙ってありまして、私は見ていないので誰の順位がどうだとかいうのは全く知りませんし、興味もありません。ですが、関連グループ含めAKBのメンバーが非常に多いこと、自分の“推しメン”を上位に押し上げるために買い込みによる複数投票をする人も多いことくらいは知っています。
で、ここで考えてほしいのは、AKB総選挙で1位になるメンバーは、全投票数の何%を獲得しているか?ということです。
何%だと思います?
実はこれ、5%程度だということです。あくまでセミナーで又聞きした程度なので、正確性はお求めにならないでくださいませ。 どうでしょう?5%と聞いて、高いと思います?それとも思ったよりも低いと思います?私は最初20%程度かなと思っていたので、結果大ハズレだし、「へー、その程度なんだ」と思ったわけです。
古来より伝わるランチェスターの法則からすると、商圏内シェアは26%で地域一番店ということになっていますから、それだけを基準に単純比較すると5%という数字は低いということになります。 ただ、あくまでAKBはプレーヤーが星の数ほどいるので、それだけ得票数が各人に分散するのは当然のことでしょう。なので、感覚的に5%というのは納得出来ます。あくまで感覚的ですが。
▼
結局、総選挙で1位になるような人って、大多数に好かれているようで、実はそうではないということです。大多数に好かれているのかもしれないけど、「あなたが一番好き」という人は全体の5%しかいないわけ。 そう、たった5%に好かれればいいし、むしろ5%ではなく1%でもいいんですよね。その5%や1%の「一番好きになってくれる人」がいれば、「一番好きじゃないけど、結構好きな方」というまわりも引っ張られてくる。そういうことだと思います。
「多くの人に好かれないといけない」
「嫌われるのが恐い」
という人にとっては、「そんな必要なんて一切ない」ことが実感しやすい例じゃないかなと思います。
自分マネジメント 長期利益のマーケティング 販促や営業のアレルギーを軽減するヒント 自分を知る方法
八方美人な自分にお困りの方へ
投稿日:2014年6月30日 更新日:
執筆者:wpmaster