長期利益のマーケティング 販促や営業のアレルギーを軽減するヒント

マーケティングアレルギーな人に読んでほしいエントリー。

投稿日:2014年7月21日 更新日:


こんにちは。唐木です。

コンサルティングという生業上、「マーケティング」をよく手段として使います。この「マーケティング」という言葉って「何となくわかって何となく使えて何となく通じた風になる言葉」の代表格だと思います。

そのあいまいさはいい部分もあればそうでない部分もあります。それを悪用する人と出会ってしまうと極めて不快な結果にしかならないし、一般的な「マーケティングという言葉のイメージ」にアレルギー反応を起こしている人には誤解が解けなくて悲しい時があります。

余談ですが、最近DVDになり、もう少し流行りが続きそうな「アナと雪の女王」も賛否両論ありますよね。悪い意味でのマーケティングが使われているという意見もあります。私自身は、メッセージ的なものを作品の中から掘り起こして、自分にトレースしたりルール化したりすることが、半ば「趣味」ですから、作品を「マーケティング的によくできている作品」という風にだけには思いません。作品はとてもよく出来ていると思いますし。ま、解釈したメッセージ的なものは、別の機会で必要があれば書いてみようと思います。


じゃあ、マーケティングって一体何なのってことですが、さっきも言いましたけど、「何となくわかって何となく使えて何となく通じた風になる言葉を使って実際に通じていない状況」を出来る限り回避するためには、まず、自分で言葉の定義をしっかり確立する必要があります。あいまいだからこそ、「自分がしっくりくるかどうか」が大切なことだと思います。

そこでまず、Wikipediaさんに聞いてみましょう。

マーケティング(英: marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。
Wikipediaより引用。


お???意外に結構マトモな定義じゃないですか?(失礼)

「マトモ」という表現を使ったのは、マーケティングを悪用する人やアレルギー反応を起こす人にとっての「それ」は、次にあげるような定義じゃないかと思うのです。

過剰な演出をすることで、実態に伴わない、実態からかけ離れたパッケージングを施し、顧客の思考や判断する時間を奪い、モノを売りつけるテクニック。モノを売りつけた時点で、マーケティングは完了する。


いやー、暗黒フォースが凝縮されていますね。まさにパルパティーン。
でも、大なり小なり、こんな風に捉えている人は多いと思います。感覚値ですが。


で、悪しきマーケティングの定義のもと、それを悪用する人や会社と仕事をしたりすると、だいたいこんなキーワードやセリフが出てきます。

「おまかせします」
「何でもいいからとにかく売って」
「お客の囲い込みが〜」

パッと思いついたのはこのあたりですが、普段から思っていることって言葉や行動に出るんですよね。

おまかせします?
アンタ、自分の商品でしょ?考える気ないの?サボり過ぎ!

何でもいいからとにかく売って?
アンタ、それがそもそも不良品だってこと、自覚アリで隠そうとしてるでしょ!

お客の囲い込みが〜?
アンタ、お客さんは羊とちゃうんやで!

そんな風に思うわけです。

こんな人の商品を間違って当てちゃうと、「も〜〜〜、あのチラシのせいで電話がなりすぎてこっちは大変なのよ!」なんて、当たっても文句を言われるわけです。(あるエステ店のリニューアルオープン販促で実際に言われました)まぁ、それはそれで面白かったですけど。


じゃあ、私が思う本来のマーケティングの定義ってどういうものかというと、こんなものです。

本来そこにある価値を引き出し、適切に伝えることで、顧客により豊かな未来を提供し、その対価として結果的に売上・利益を頂戴すること


こんな感じです。あくまで私の定義ね。

定義がはっきりしてくると、前提が変わるわけです。定義が明確になり、前提が変わると、他の言葉の意味も変わってくるわけです。

たとえば、「在庫処分」という言葉。

マーケティングを前者の「顧客に売りつけるテクニック」のように定義づけていたら、在庫処分は「売れないから売りつけたくて掲載する、まさに処分市」という意味になるでしょう。

一方、マーケティングを後者の「顧客に豊かな未来を提供する手段」のように定義づけていたら、「あんまし売れなかったけど、こうこうこういうお客さんにはいい商品だし安かったら欲しい人もいるだろうから、楽しそうだし掲載する」という感じになるでしょうから、同じ「在庫処分」でもその意味は全く違ものになります。


ま、とにもかくにも、マーケティングは自分が生業上使う言葉であり手段でもありますから、提供したものが悪用されるのも嫌ですし、誤解を受けるのも悲しいものがありますので、何か伝わるものがあればいいなーと思ってつらつら書いてみました。

自分の中で言葉の定義が変わり、しっくりくるようになったら、いろんなモノの見方はずいぶん変わると思うんですよね。

マーケティングの定義も自分で書き換える

-長期利益のマーケティング, 販促や営業のアレルギーを軽減するヒント

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