長期利益のマーケティング 販促や営業のアレルギーを軽減するヒント

提案や営業を売り込みと思っちゃう人のための「おせっかい見積り」。

投稿日:2014年7月23日 更新日:


こんにちは。唐木です。

まずは余談から。

「大阪のおばちゃん」と聞くと、どんなイメージが浮かびます?

・ 必要以上におせっかい
・ ずーっとしゃべっていてうるさい
・とにかくしゃべりかける
・ いつもねぎる
・ とりあえず服はヒョウ柄
・ テレビの撮影があると必ず出たがる
・ あめちゃんをくれる…

そんな感じですかね?

先日、Facebookでも書いたのですが、「ええ歳してそれはないやろ…」と引いてしまうような件がありまして、要は「がめついバアさん」がいたわけです。

家族の休日として、金魚すくいのトマト版である「トマトすくい」なるものに参戦しました。金魚よりトマトの方が重いので、コツをつかまなければすぐにポイ(金魚をすくうやつの名称らしい。初めて知った)は破れます。ただ、金魚のように暴れることはないので、コツをつかめば結構採れます。

しかーし、ポイの腹が早々に破けているにも関わらず、トマト救いを続けてはいけません。そのバアさんは、トマトを入れるかごを極限にまで水面に近づけ(いや、水につかっていると思う)、ポイのフレームと手首でトマトをうまくはさんだりしながら、かご一杯にトマトを大量捕獲しているわけです。

なんてがめつい。子供も見ていますから、「さすがにそれはアカンやろ…」と思う訳です。 余計なお世話ですが、こういう人は「運がない」と思ったりします。

で、これについてFacebookでやりとりしていたのですが、「これは大阪のおばちゃんちゃうで!」というのが私の意見。大阪のおばちゃんには、がめつさの中にも愛嬌があって、ニヤッとしてしまう。本来どこか憎めないものなのです。なので、がめついだけの人は違うのです。


で、ここからが本題。本来の大阪のおばちゃんの特徴には「おせっかい」な側面があるわけですが、この「おせっかい」という言葉を聞くと、こんな言葉を思い出します。

おせっかい見積り。

「何やねん、それ?」と思われがちなこの言葉ですが、私は好きでず〜っと残っていますし、時々使うことがあります。
これ。たぶん、入社2〜4年目くらいに大変お世話になっている先輩から教えてもらった言葉で、住宅系のプロジェクトの最中に出てきたものですが、要は「追加提案の見積り提出」のようなものです。

リフォームの工事中などは、ある程度の期間内がありますから、何度か施主と顔をあわせることで関係性が出来上がります。そうすると、「あ、ここはこうした方がいいな」「あそこはこれに変えた方が楽になるな」など、施主の「まだ声になっていない要望」が見えてきます。それを「見積り」という形で追加提案し、結果的な単価アップをはかっていくという策です。 つまり、施主に「頼まれてもいないのに勝手に見積りを提出する」わけです。そう、まさに「おせっかい」なんです。

このおせっかい見積り、提出の際のトークマニュアルを作ったりするわけですが、その際に必ず施主が言う言葉があります。

「もぅ、あなたって本当におせっかいなんだから!」

なんかこのセリフがツボなんです。自分で書いていて「ニヤッ」としてしまいます。
それはさておき、イメージとしては、“表面的には「余計なことしてくれて!」と、やや迷惑そうに見せているが、実は「私のことを考えてくれたんだ」と、内心まんざらでもない”という感じでしょうか。


このように、「おせっかい」という行為は、時に迷惑ながらも、時にうれしいものです。

先日のエントリーで、マーケティングに関する一般的な認識や誤解について思うところを書きましたが、このおせっかい見積りも誤解されがちな言葉の1つ。 この言葉、私が当時聞いた時に感じたのは、「いや〜、ちょっとでも単価上げようって、そりゃがめついんちゃうか〜…」なんて思っていたのですが、「おせっかい」と「がめつい」は本来全く違うものです。

お客さんである施主に「本当にプラスになるから」と思っておせっかい見積りを出すのか、「1円でも単価を上げて奪ってやろう」と思っておせっかい見積りを出すのか。これも言葉の定義の仕方、捉え方で180°意味が変わります。

「おせっかいが見積りという衣をまとっている」だけなのですから、本来、そこにがめつい意味はないはずですけどね。

おせっかい見積り


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