人事・労務の玉手箱掲載原稿 2014年度掲載 組織論・チーム論的なもの リーダーシップ

社員には指示すべき?それとも任せるべき?

投稿日:2014年7月30日 更新日:


前回のコラムで、「1から10までを指示しても思いがけない成果は出ない」という内容をお話ししました。そうなると、「1から10まで指示をするとろくな結果にならないなら、指示をせず、社員に任せっきりにした方がいいのか?」という疑問も持たれるかと思います。

そこで今回の本題は…と、その前に、こんな話をしたいと思います。

プロ野球の世界でも数多くの名将と呼ばれる人物がいますが、その1人に野村克也氏がいます。その代名詞として「ID野球」という言葉が使われるように、データを蓄積し、データに基づいた勝つ確率の高い方法を採用するチームづくりが行われていました。

そのチームづくりで大事な部分を担うのが、ミーティングです。データ重視のID野球におけるミーティング。その大部分はどういった内容で占められていたと思いますか?打者なら、打つために相手の配球やモーションの癖、ここ最近の全体の傾向などなど、「データをどう活かすか?」について大半の時間が使われている。そう思いませんか?

どうやらそうではないみたいです。

私の記憶が確かならば、ミーティングで優先して説かれているのは、「人生観」や「仕事観」だそうです。野球人である前に社会人である(人間である)ということです。いくらデータが整備されていても、それを扱う人の扱う頭(心)と技術がなければ、持ち腐れになった宝にすぎない、ということです。
ここで冒頭の問いに対する答え。「指示をせず、任せっきりにすべきか?」という問いに対する答えは、「YESでもありNOでもある」ということです。それは「相手による」ということです。

相手が1から9までを指示しないと出来ないタイプなのか、
1から3までの指示で大丈夫なタイプなのか、
はたまた1から10まで任せても大丈夫なタイプか。

それは「相手によって必要な指示と自主行動のバランスが異なる」というわけです。そこをよく見ないといけないのです。もちろん、私もコンサルティングでは、相手をよく見て手を打っていきます。そうすると、打ち手は自然に当たります。

まさに、「人を見て法を説け」ということです。

-人事・労務の玉手箱掲載原稿, 2014年度掲載, 組織論・チーム論的なもの, リーダーシップ

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