長期利益のマーケティング 人事・労務の玉手箱掲載原稿 2014年度掲載 伝わる価値の伝え方

わかりやすく説明しているはずなのに売れない時に見直すこと。

投稿日:2014年9月30日 更新日:


絵本や伝記、小説、漫画、映画などなど……。

私たちが子供の頃から慣れ親しんでいる読み物や映像に共通するのは「物語」です。そんな慣れ親しんだ「物語」は、普遍的な存在です。普遍的なものだからこそ、時にはハッピーエンドを、時には教訓をわかりやすく伝えてくれる便利なツールでもあります。それは、物語自体が感情的に訴えかける構成になっているからです。

あなたの会社でも、いくら論理的に正しく、わかりやすく伝えても伝わらない、売れないといったケースはありませんか?そんな時は、ホームページや紙媒体のコンテンツをつくりかえ、理屈ではなく感情に届くような構成にしてみるのが効果的です。

さて、先日、不朽の名作である「スターウォーズ」のメイキング映像を観ていると、若き日のジョージ・ルーカスのインタビューで非常に興味深い一節がありましたのでちょっと引用してみます。

 

映画が成功する重要な要素は、前向きな作品であること。ヒーローと悪役がいて、基本的には見て楽しい映画なんだ。こういう純粋な娯楽映画は、しばらく劇場で見ることがなかったんだ。
byジョージ・ルーカス


「映画というコンテンツ」も「物語」であり、それが「成功」するためには「前向きな作品であること」が大事だということです。

これ、あなたの取り扱う商品やサービスにも全く同じことが言えると思いませんか?
つまり、あなたの商品を紹介するWEBや紙媒体が「あなたの商品を手にして、前向きなイメージが手に入るようなコンテンツになっていますか?」ということです。

この点を実感するのに有効な方法は、実際にWEBで買い物をしてみることです。ウィンドウショッピングでも構いません。よくWEBで買い物をする人は、「サイトですごく興味をもってつい買ってしまったもの」を思い出して下さい。そのサイトがどのような演出を施していたのかをチェックしてみるのです。そうすれば、買いたくなる演出とその理由がわかります。

私は土屋鞄さんやほぼ日手帳さんのページが好きなんですよね。これらのサイトには、「こんな風に使っています」といった「使用例」がたくさん出ています。「使用例」をみると、「自分もこんな風につかってみたい」「こんな風に使ったらたのしいだろうなぁ」と思うわけです。

つまり、これが「商品を手にすることでの前向きなイメージ」です。写真をつかった使用例やお客様インタビューなどの体験談を掲載する。これだけでも、物語の要素を盛り込むことができます。スペックだけの素っ気ないコンテンツの何百倍もいい。

そして、感情に届くように表現を整えると、結果的に理屈の面でも届くようになります。
もし、スペックや理論理屈が表現の中心だとしたら、一度見直されることをおすすめします。前向きなイメージを持てる方が楽しいですから。

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