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会社の情報発信力格差を生む「一番ネックなポイント」

投稿日:2014年12月7日 更新日:


こんにちは。唐木です。

前回の投稿で、私のハワイでの2週間の滞在経験から、

・ 日本人と欧米人とは遊び方、楽しみ方が決定的に違う
・ 日本人は、お仕着せの観光をしている人が多い
・ GoProやセルフィースティクを使って撮影、メディアへのアップする習慣は、日本よりも欧米含めた外国人に浸透しているように感じる


みたいな話をしました。

この話、前回の投稿では閉塞感を破るヒントとしてつなげてお伝えしてみましたが、ここでは少しトレンドの話をしたいと思います。 昔からある言葉ですが、ここで思い出したいのは「タイムマシンビジネス」


・流行りは、海を超えて輸入される


これは、他の国や地域で流行っているモノを「輸入」することにより、流行をつくり出したり、売ったりする手法です。
モノといいましたが、モノに限らずサービスやノウハウまで、有形無形を問いません。 国や地域、はたまた業種間で発生する「時間差」を利用して売上や利益につなげる手法と言い換えてもいいでしょう。

まさに、タイムマシンのように「未来から現在に輸入する」といった感じです。

今でもよくありますが、アメリカで流行ったモノを日本に輸入し、「これがアメリカのセレブで超人気でして〜」みたいな形で紹介するようなやり方です。ビジネスノウハウなんかでも、いまだに日本のマーケッターでも結構な権利金を払ってまでやっているくらいですから、それだけ鉄板な手法だとはいえますね。

これは多くの分野で同じことが言えまして、やはり、他所、特にアメリカで流行っているモノは、時間差で日本に流れてきやすい傾向は今でもあるように思います。

前回の話だと、その1つは「撮影とメディアへのアップの文化」であり、「個人がよりクリエイターになる」という傾向でしょう。 そこで出たGoProでも、2013年の売上高は9億8570万ドルと、前年比87.4%アップでほぼ倍近い伸び率をしています。クリエイティブに適した器材がより手に入りやすい環境になっているわけですね。


また、写真ひとつとっても近年一眼レフの価格は下がり、高スペックなものが手に入りやすくなってきています。加えて、加工も手軽になってきている。
私はSONYのα5000というミラーレス一眼を使っていますが、素人にとって性能は十分すぎるくらいのものですし、加工アプリも充実しています。なので非常に使いやすい。それに、Photoshop Lightroomのように加工能力が秀逸にも関わらず、月々の支払いが低コストなソフトもあります。

ズブの素人でも器材やアプリのおかげでプロ並の写真が撮れる時代だといっていいでしょう。


・ 個人が器材とメディアを手にすると会社に起こること


これ、会社に当てはめるとこんな可能性が考えられます。

情報発信が出来る会社と出来ない会社、
情報発信のコストが低い会社と高い会社、
情報発信のクオリティが高い会社と低い会社、
などなど。

単純な結論ですが、情報発信力に埋められないほどの大きな差がついてくるように思います。

で、このいわゆる「会社による情報発信力格差」ですが、これは一体どこから生まれるのでしょうか?会社の情報発信力格差を決定づけるものは何でしょうか? 「それって、クリエイティブな器材をつかっていなかったり、それそのものの存在を知らないからじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は、もっと根本的にネックになる部分があります。

それは、「管理職による趣味や能力を飼い殺しにするマネジメント」です。

会社って、よーく見てみると面白い人っていっぱいいるんですよ。社内では地味で仕事も出来なくてパッとしないかもしれない。けど、プライベートではマニアックな趣味が2つも3つも持っている。

本当は、その「パッとしない人」には
写真のスキルがあるかもしれないし、
動画のスキルがあるかもしれないし、
サイトを構築するスキルがあるのかもしれない。

その人が時間とお金をかけているところに、その人の可能性のヒントがあります。 でも、そういったプライベートの趣味って、大抵の場合、関心も示されないことが多い。つまり、最初から可能性にフタをされていることになります。これが、管理職による趣味や能力を飼い殺しにするマネジメントです。

まとめると、

・ これから、個人がより情報発信をしやすい環境が整ってくる
・ それに伴い、情報発信がより文化っぽく浸透してくる
・ 会社でも情報発信格差が出てくる
・ 情報発信格差は、器材やメディア、ソフトで埋め合わせできる
・ 最もネックなのは、管理職による社員の飼い殺し


というものです。

これ、昭和的なやり方「飲みニケーション」でも何でもいいですけど、探った方がいいですよ。きっと、即戦力が1人くらいはいるはずです。

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