人事・労務の玉手箱掲載原稿 組織論・チーム論的なもの チームづくりのヒント 2015年度掲載

会議は「異なる視座から新しい視点を獲得する場」である

投稿日:2015年4月5日 更新日:

 

先日、出版会議なるものに出席しました。

 

前職の先輩からお誘いいただいて参加させていただいたわけですが、これは貴重な体験でした。

 

この会は、「具体的にこのテーマで本を出したい!」という人から、「いつか本を出せたらいいなぁ」という人までが集まり、それぞれの段階での発表をします。その発表に対してのフィードバックがあり、中には出版に向けて具体的な話に進む方も出てきます。そんな会議です。

 

私は事前にアイデアは用意していたのですが、「なんかしっくりこないなぁ」と、違和感がありました。そのため、「今回は参加だけ」と思っていましたが、他の方の発表やフィードバックを聞いたりしているうちに、「あ、自分にしか言えないことって、意外とこれじゃないか?」と思える瞬間に出くわしました。

 

まさしく「新しい視点を得た瞬間」です。

 

この会の中で編集者の方が「私たちは、出版セミナーではなく、会議であることにこだわります」と仰っていました。
ノウハウやマーケットの切り方、コピーライティングなど、売るためだけの本のセオリーを一方的に伝えるのではなく、「その人だからこそ言えること」で、「市場がある、ないし開拓出来うるもの」を、双方向のやりとりの中で引き出していく。そのスタイルだからこそ、出版「会議」と呼んでいるわけです。

 

これ、「会議の正しいあり方」ではないでしょうか?

 

異なる視座からのフィードバックにより、新しい視点を獲得できる。

 

自ら視点を変えることはそこまで難しくないかもしれません。しかし、視座を変えることは頭でわかっていても難しい。視点とは「どこを見るか」で、視座とは「どこから見るか」です。つまり、誰しも自分のことを、立場を置き換えて客観的に見ることは非常に難しいということ。

 

よくある「ダメな会議の特徴」は、時間も守らずただなんとなく集まっていたり、ただの吊るし上げるだけの場だったりします。それでは意見もフィードバックも生まれない。

 

もし、あなたが「ウチの会議はなんかみんな意見も出さないしイマイチ雰囲気悪いんだよね〜」なんて思うのであれば、そのあなたの保身のためのチンケなプライドから捨てましょう。それが一番邪魔です。

 

会議の雰囲気が悪い、生産性がないものであれば、その会議の目的とあり方からもう一度考えてみませんか?

 

-人事・労務の玉手箱掲載原稿, 組織論・チーム論的なもの, チームづくりのヒント, 2015年度掲載

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