長期利益のマーケティング ベースとなる考え方

立地は大事だからこそ、その前に「そもそも論」を考える

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こんにちは。唐木です。

 

実店舗を構えての商売では、特に「立地」は今でも大事な差別化要素です。

 

もちろん、少し前から話題のブルーボトルコーヒーが一号店を清澄白河に出すなど、立地戦略のやり方や意味合いは変わって来ています。ですが、立地そのものが大事であることには変わりません。

 

さて、街を歩いてお店を眺めているだけでも多くの発見があります。ましてや、実際にお店に入る、サービスを受けると、さらに多くの発見があります。

 

先日のエントリーでも触れたコーヒー店。

 

そこでは「お客さんの思考ではなく、実際はお店側の思考でサービスを提供しているにすぎないのではないか?」という疑問が生まれ、それが自分の中での違和感に形を変えました。

 

もう少し具体的に言いますと、味はおいしいけど、売りが強いからちょっと落ち着かない。そんな感じでしょうか。

 

では、そのお客としての違和感や落ち着かなさはどこから来るのでしょうか?

 

それはやはり、ビジネスモデル(※ここでは利益の出し方の意で使います)であり、そのビジネスモデルに大きく影響を与える「立地」です。(この2つは鶏が先か卵が先かみたいな関係ですが)

 

このお店は都内の一等立地で、しかも角地で一階の路面店。きっと坪数の割には家賃も高いでしょう。だから席数も確保しづらい。よって、回転を上げ、客単価を上げ、リピートを上げ、結果LTVを最大化する。この辺で無理をしないと利益が出づらいのかもしれません。想像ですけど。

 

とはいえ、仮にこの会社で数店舗あり、ここが旗艦店の役割があるなら全体での販促費として家賃を捉えればいいわけですが、だからといって赤字でいいわけではない。やるからには、もちろん単店で利益を出せるようにした方がいいし、それをスタッフに伝える時には「絶対黒字にしよう!利益をしっかり出そう!」と伝えるはずです。

 

そこで無理が生じる。
その無理が歪みを生み出す。
その歪みが働く人の精神を徐々に蝕む。

 

働く人は病み、
働く人は辞め、

 

お客は違和感を感じ、
お客は離れていく。

 

がんばればがんばるほど、その流れは加速する。

 

悪い方向に考えるとこんな感じになります。

 

もちろん、常に向上しようという意識を持って日常に取り組むのは、人間として大事なこと。そのためには、いつもより少し背伸びをし、少し無理をすることは必要です。そのような中で、時に自身やチーム間で歪みを修正していくことで、らせん状に成長や進歩をしていけるのでしょう。

 

ですが、そのビジネスモデル(利益の出し方)自体が、大した目的もなく、ただ成長するため、ただ利益を出すためだとすると、働く人にもお客にも悪い方向に影響力が働きやすくなります。

 

売上や利益が必要な「立地」を選ぶと、ビジネスモデル(利益の出し方)に柔軟性がなくなるからです。

 

だからこそ、

 

何のための成長か?
そもそもどうしたいのか?どうなりたいのか?

 

そんなそもそも論を、世間的な価値観ではなく、自分の判断で選択する必要があります。だからこそ、後で動かしにくい「立地」を選ぶ前に、そんなそもそも論をしっかりと考えた方がいいと思います。

 

路地裏の二階で、スタッフ数も減らしてコーヒーを淹れる方が本当はいいのかもしれませんから。

 

もちろん、どちらを選択してもいいんですけどね。そもそも論を考えた上でスタートすることが大事だし、スタートしてからも考えることが大事だと思います。

-長期利益のマーケティング, ベースとなる考え方

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